糸リフトとは
糸リフトは、医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、たるみの引き上げやフェイスラインの引き締めを目指す治療です。一般的な“切開フェイスリフト”のように皮膚を大きく切って引き上げる手術とは異なり、比較的負担を抑えながら、輪郭のもたつきや口元〜フェイスラインのゆるみを整えたい方が検討する選択肢です。
糸リフトは「引き上げ」だけでなく、「引き締め」や「将来的なたるみ予防」の視点で選ばれることもあります。年齢によるたるみは、皮膚のハリ低下、脂肪の下垂、骨格の変化など複合的に起きるため、糸だけで全て解決するというより、“今の悩みの主因に対して糸がどれだけ有効か”を見極めることが重要です。たとえば、皮膚が薄くハリが落ちている場合には肌治療を組み合わせた方が結果が良いこともありますし、脂肪量が多い場合には別のアプローチが必要になることもあります。当院では、糸リフトを「誰にでも勧める定番治療」として扱わず、その方の状態に合う時にだけ、明確な目的をもって提案します。
当院の考え方
当院が糸リフトで大切にしているのは、「日常での自然さ」です。糸リフトは、強く引き上げるほど変化が分かりやすくなる一方で、違和感や不自然さにつながることがあります。鏡の前では良く見えても、話したときの口元の動き、笑った時の頬の表情、横顔のラインなど、日常の一瞬一瞬で“違和感がないか”が満足度を決めます。当院では正面だけでなく、斜め・横顔・表情の動きまで含めて設計し、自然な印象の変化を目指します。
また、糸リフトは「何をどこまで改善したいか」を明確にしておかないと、期待と結果のズレが生じやすい治療です。当院では、患者様が気にしているのが“たるみ”なのか、“ほうれい線の影”なのか、“フェイスラインのもたつき”なのかを言葉にして整理します。そのうえで、糸リフトを主役にするのか、ヒアルロン酸などの注入を組み合わせるのか、肌治療でハリを底上げするのか、優先順位を明確にして提案します。無理のない変化量・メンテナンスの考え方も含めて、現実的に続けられる美容医療を大切にしています。
どんな変化を目指す治療か
フェイスラインの境界を「整理する」
糸リフトは、顔を大きく変えるというより、輪郭の境界を整理し、フェイスラインをすっきり見せることが得意です。「疲れて見える」「たるんで見える」の原因が輪郭のぼやけにある場合、顔全体の印象が軽くなったように感じやすいことがあります。
たるみの“予防”という考え方
たるみが強くなる前の段階でケアを始めたい方では、糸リフトを“先回り”の選択肢として考えることもあります。当院では年齢だけで判断せず、皮膚の質・脂肪量・悩みの出方を見て、無理のないタイミングを一緒に考えます。
こんな方にオススメ
- フェイスラインのもたつきが気になる方
- 切開は避けたいけれど、引き締めたい方
- 写真で輪郭がぼやけて見えるのが気になる方
- 大きな休みを取りにくい方(ダウンタイムを抑えたい)
- たるみ予防として早めにケアしたい方
治療の流れ
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カウンセリング・診察
たるみの部位、皮膚の状態、理想の変化を確認します。
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手術
局所麻酔を行い、糸を挿入します。
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アフターケア
腫れや違和感の経過、日常の注意点を説明します。
ダウンタイム・注意点
「ダウンタイムがない」治療として紹介される一方、腫れ・むくみ・痛み・違和感が出る場合があり、1〜2週間で落ち着いていきます。
よくある質問(Q&A)
- たるみが強い場合でも糸で改善できますか?
- 程度によります。糸が合うケースと別治療が必要なケースがあります。診察で丁寧に判断します。
- 糸リフトとヒアルロン酸の違いは?
- 糸は主に“引き上げ・引き締め”、ヒアルロン酸は“凹みや影の補正”が得意です。原因で使い分けます。
- どれくらいの変化を期待できますか?
- 変化量は状態と目的で変わります。当院では現実的な見通しを共有し、期待値のズレを減らします。
- 相談したら必ず施術になりますか?
- 相談のみでも大丈夫です。向き不向きも含めてお伝えします。